ヒゲ脱毛をはじめる前に、値段や、痛み、効果はあるのか、失敗しないかなど不安がつきものではないかと思います。
僕は4年前にヒゲ脱毛を完了し満足しているのですが、
「先に教えて欲しかった。」
「先に知っていれば損をしなかったのに。」
と思うことがいくつかあります。
というわけで、今回はヒゲ脱毛の効果という点に限定して、
ヒゲ脱毛をこれから始める方に、知っておいて欲しいアドバイスを4つ送りたいと思います。
ヒゲ脱毛の、値段や失敗例につきましては下の関連記事をご覧ください。
1.エステサロンでは効果が弱い
僕がしてしまった失敗なのですが、ヒゲの脱毛でエステサロンを選ぶことはおすすめできません。
なぜかというと、細胞を変異・破壊する行為である脱毛は、医療機関でしかおこなうことが認められていないからです。
厚生労働省は、過去に、日本エステティック振興協議会に対し、
「医師の免許がないものが、毛乳頭および皮脂腺開口部等を破壊する行為を、業としておこなうことは医師法違反行為である。」と通知しています。
日本エステティック振興協議会も、この厚生労働省の通達を受け、
「美容ライト脱毛は、除毛、減毛を目的に皮膚に負担を与えず毛の幹細胞を破壊しない範囲でおこなうもの。」と定めています。
あくまで、除毛であって、永久減耗、永久脱毛ではないんですね。
そのため、エステサロンの光脱毛は出力が抑えられていて、再生力の強い男性のヒゲ脱毛では十分な効果を得ることができません。
僕は、医療脱毛をおこなうまで、エステサロンとクリニックの違いが分かっておらず、
エステサロンで10回ほどヒゲ脱毛をしているのですが、1年弱でほぼ元どおりに戻ってしまった過去があります。
そこでようやく、医療機関とエステサロンの違いに気づいて通いなおしたんですけどね。
エステサロンは、まれに初回のみ100円などのキャンペーンをおこなっていますが、安いのは初回料金のみです。
僕は、間違えてしまいましたが、
お金と時間を無駄にしないためにも、はじめから医療機関で脱毛されることをオススメします。
エステサロンとクリニックの見分け方
僕が間違えてエステサロンに通ったのは、ホームページを見た限りでは違いが分からなかったからなんですよね。
ネットで情報を探すと、「ヒゲ脱毛のおすすめランキング」みたいなものもあり、医療機関とエステサロンが混在して掲載されていたりします。
それで、医療機関とエステサロンは同じものだろう。
と勘違いをしてしまったわけですが、簡単に見分ける方法があります。
それは、医療機関でなければ名乗ることのできない名称を使用しているかどうかです。
医療機関であれば、
医療機関とわかる情報がホームページ記載されています。
エステサロンの場合は、横文字のオシャレな店名が多く、「~病院と提携」といった記載がHPに載っていることが多いです。
間違えないように気をつけましょう。
2.効果を実感するまで回数がかかる
男性のヒゲは体毛の中でも、硬さ、太さ、密度、再生力があり、もっとも脱毛が困難な部位になります。
そのため、脱毛の回数が多く必要になります。
さらに、密度の高い始めのうちはレーザーに反応する毛根が多いため、
火傷など皮膚トラブルを避けるために、低出力で照射を開始し、段階を踏みながら出力を上げていきます。
ですので、医療脱毛であっても繰り返し施術をうける必要があり、はじめのうちはあまり効果を実感しづらいかもしれません。
僕の場合では、5回目までは効果をほとんど実感できませんでした。
体感では、
1~5回目は変化を感じず
5~10回目で施術の度にヒゲが減っているのを実感する
といった具合ですね。
カウンセリングの際に、先生に伺ったところヒゲの脱毛は1回で10%程の毛が生えてこなくなるそうです。
毎回、生えいている髭の10%が減るとすると、10回目でようやく60%の髭が無くなる計算になります。
あくまで個人差があるものですが、はじめのうちは結果が出なくても、焦らず根気よく続けていきましょう。
ヒゲの脱毛に必要な回数について、より詳しくは関連記事をご覧下さい。
関連記事:『ヒゲの永久脱毛にかかる回数・期間』
3.脱毛が終わっても髭が生えてくることがある
僕は、髭の医療脱毛をはじめてから7年が経過しています。
のんびりと通っていたので、脱毛完了までに3年かかりましたが、その後4年の月日が経過しています。
この間に、まったく髭が生えてこなかったかというと、
そのようなことはなく、半年間で20本ほどのペースで髭が生えてきます。
写真は、前回の脱毛から7ヶ月経過し、2週間髭を剃っていない状態です。
写真では分かりづらいですが、あご先に20本ほどの髭が生えています。
(鼻下はまったく生えてきませんが、アゴ先がしぶといです。)
これは、ヒゲ脱毛が失敗だったかというと、そういう訳ではありません。
男性の髭は、男性ホルモンの影響を受け成長をはじめ、人によっては40~50代がピークとなります。
髭が生え揃うのは20台中盤とされていますが、その後も徐々に増え続けていくのです。
また、永久脱毛・永久減耗といっても、一生涯生えてこないという意味ではありません。
人間の自然治癒力は強く、死滅させたと思っていた毛根が再生することも起こりうるのです。
ですので、
・ヒゲ脱毛が終わっても、少し生えてくる。
・髭が無い状態を維持するには、定期的なメンテナンスが必要。
というのを、認識していた方が後でショックを受けずに済みます。
永久脱毛・永久減耗の定義や、ヒゲ脱毛後にも生えてくる髭について、詳しくは関連記事をご覧下さい。
関連記事:『永久脱毛・永久減耗とは』
関連記事:『ヒゲの永久脱毛は何歳くらいから始めるとよいのか?』
脱毛完了後のメンテナンス方法
完全にツルツルな状態を維持するには、脱毛完了後もメンテナンスが必要になります。
僕は、いままで『医療レーザー脱毛』、『エステサロンの光脱毛』、『家庭用針脱毛器』、『家庭用光脱毛器』を使用したことがありますが、
個人的な脱毛効果の評価は、
といった感じですね。
髭は非常に頑固ですので、永続的な効果は医療レーザーのみでしか得られないと思います。
ですが、メンテナンス程度であれば、
自己責任ですが、裁量でいくらでも打てる家庭用光脱毛器でも誤魔化しが効くように感じます。
低出力で問題が起きないように照射をするエステよりよっぽどいいですね。
ですので、メンテナンスでは、定期的に1回つど払いが安い医療機関を利用したり、
医療機関まで通うのが大変な方は、ケノンなどの家庭用光脱毛器で一時的な対処をおこなうのがよいかと思います。
家庭用針脱毛器の使用レポートにつきましては、関連記事をご覧下さい。
関連記事:『家庭用針脱毛器ワンタッチ・ホームエレクトロリシスを買ってみた』
4.料金が高いからといって効果が高いわけではない
髭の脱毛は自由診療のため、病院であっても料金設定はまちまちです。
脱毛機の種類も様々ですので、値段が高い方が効果があるのではないか?
と思われるかもしれませんが、料金の違いほど効果に差はありません。
また、最新鋭の機械だからといって劇的に効果が変わるものでもありません。
具体例を上げると、脱毛実績の高いジェントルレーズは1998年に日本で導入が開始されました。
2015年以降に、メディオスターNeXT PROという最新鋭の脱毛機も使われ始めますが、
効果という点では差はなく、大きな違いはオペレーションの違いになります。
メディオスターNeXT PROは、痛みが少ないといったメリットもありますが、
ヒゲ脱毛は、どの脱毛機でも痛みがあるものですので、そこまで差はありません。
脱毛ブログなどをチェックしてみても、機種による効果の差はほとんど感じないように思えます。
レーザー脱毛は、レーザー光が毛根の黒色メラニンに反応して、周辺の細胞組織にダメージを与え脱毛するという性質上、
熱量にも限界がありますし、効果という面では進化が難しいのかもしれませんね。
医療機関であれば十分な出力で施術がおこなえるので心配は要りませんが、
下の表が国内で広く使われている脱毛機で、失敗することも少ないかと思われます。
どれも、医療機関でなければ取り扱うことのできない脱毛機ですので、十分な効果が期待できます。
機種名 | ジェントルレーズ ジェントルレーズPRO |
ジェントルYAG | ジェントルマックス ジェントルマックスPRO |
ライトシェア ライトシェア・デュエット ライトシェア・デザイア |
照射方式 | HR式(1ショット) | HR式(1ショット) | HR式(1ショット) | HR式(1ショット) |
使用レーザー | アレキサンドライトレーザー | ヤグレーザー | アレキサンドライトレーザー ヤグレーザー |
ダイオードレーザー |
製造メーカー | アメリカ キャンデラ社 | イスラエル サイノシュアー社 | ||
導入しているクリニック例 | 湘南美容クリニック ゴリラクリニック |
ゴリラクリニック メンズリゼ |
ドクターコバ | ゴリラクリニック メンズリゼ ドクターコバ |
機種名 | メディオスターNEXT メディオスターNeXT PRO |
ソプラノ ソプラノ・アイス ソプラノアイス・プラチナム |
エリートプラス | クラリティ・ツイン |
照射方式 | SHR式(蓄熱式) | SHR式(蓄熱式) | HR式(1ショット) | HR式(1ショット) |
使用レーザー | ダイオードレーザー | ダイオードレーザー | アレキサンドライトレーザー ヤグレーザー |
アレキサンドライトレーザー ヤグレーザー |
製造メーカー | ドイツ アスクレピオン社 | イスラエル アルマ社 | アメリカ サイノシュアー社 | 韓国 ルートロニック社 |
導入しているクリニック例 | 湘南美容クリニック ゴリラクリニック |
聖心美容クリニック | 中央クリニック |
関連記事:『医療用脱毛機の種類』
効果を高めるために出来ること
効果を高めるために出来る事といっても、クリニックに行ったら施術台に寝ているだけなので出来ることに限りがあります。
基本的には、医師や看護師さんに任せっきりの心持ちで構いませんが、少なからず出来ることもあるので説明して行きます。
鼻の下や口周りを脱毛するときに皮膚を引き伸ばす
ヒゲの脱毛では残りやすい箇所があります。
それは、口角や、唇の下の窪み、などが上げられますが、
看護師さんがレーザーを照射するときに、「頬や鼻下に空気や舌を入れ膨らませてください。」と指示があるかと思います。
その時に、恥ずかしがって遠慮がちに膨らますのではなく、しっかり皮膚を伸ばした方がレーザーを深部まで当てることができます。
きっと、看護師さんが見たら面白い顔なのでしょうが、遠慮せずガッツリ膨らませましょう。w
冬でも日焼け対策を
レーザー脱毛は、レーザー光が黒色メラニンに吸収され発熱する作用を利用して脱毛します。
そのため、肌が黒いと皮膚にもレーザーが反応し効果が不十分になったり、肌の色によっては火傷のリスクがあるため施術を断られることがあります。
なかには、「蓄熱式脱毛機」や「ヤグレーザー」を使用した機械など、色黒肌にも使える脱毛機もありますが、出力を抑えての施術になってしまいます。
顔は常に露出した部位ですので、脱毛期間中のUVケアは必ずおこなう様にしてください。
僕は、寝ているときに窓からの太陽光で日焼けすることを避けるために、枕の向きを逆にする対策もしていました。
保湿ケア
脱毛をはじめれば、クリニックから説明があるかと思いますが、脱毛後の肌は敏感なので化粧水でケアをおこなうようにしましょう。
男性では、化粧水を使わない方もいるかと思いますが、クリニックで売っているような高い化粧水ではなく、安い化粧水で十分です。
ハトムギ化粧水などがドンキで安売りしていることがあるので、これで十分かと思います。
安くて量が多いので、バシャバシャ使えます。w
ただ、僕は脂性なので丁度いいのですが、乾燥肌の人は、ハトムギ化粧水はサッパリしすぎるかもしれませんので注意してくださいね。
保湿ケアが大事!と言いましたが、
多少の肌荒れがあっても、レーザー照射はしてもらえるので神経質にならずとも大丈夫です。
参考:『【髭脱毛体験談】無断キャンセルしてしまった【湘南美容クリニック】』
関連記事:『レーザー脱毛前後に気をつけること』
まとめ
・髭はエステサロンではなく医療機関で脱毛しよう
・効果ができるまで回数がかかるので焦らずに
・ヒゲ脱毛が終わっても少し生えてくることがある
・料金の差ほど効果に差はないので、安いクリニックの方がよい
この4点が、僕がこれからヒゲ脱毛を始める人にお伝えしたかったことです。
ヒゲ脱毛は、煩わしさやカミソリ負けも無くなるので本当に楽でいいですよ。
脱毛の参考にしていただけると幸いです。