上の記事で紹介した家庭用針脱毛器ONE TOUCH HOME ELECTROLYSISですが、使用8回目頃に壊れてしまいました。
壊れた…というか断線しただけなんですけどね。
今回、壊れたことを機に分解、針の交換をおこないましたので、情報を共有できたらと思いレポートしていきます。
あくまで針脱毛器のつくりの参考程度にご覧ください。
壊れた原因
ワンタッチ・ホームエレクトロリシスは毛穴にプローブ(針)を刺し、電気分解することにより脱毛効果を得ることができます。
その際、ピリピリジンジンとした痛みがあるのですが、この日は何度通電させてもピリピリしない…。
おかしい…電池切れかな?と思ってよく見ると、プローブが収納されるペンと本体をつなぐコードが外れていました。
もともと作りが悪かったので、脱毛機は慎重に扱い、無理にひっぱったわけではないのですが…
無意識にひっぱってたのかな?
あとで分解してわかったのですが、銅線の留めが甘かったです。
雑な作りなので、みなさんもケーブルに無理なテンションをかけないようお気をつけください。
ONE TOUCH HOME ELECTROLYSISの内部構造
本体の内部構造
まずは空ける前の状態の写真です。
次に開けた状態です。
非常に簡単な作りですね。
プラスドライバーであけることができます。
5ちゃんねるで、針脱毛器を自作しているといった書き込みをみたことがありますが、確かにこれなら知識のある人は自分で作れるかも。
ペンの内部構造
続いて、プローブが収納されているペンを開いた状態です。
プラスチックのツメで留められているだけですので、ペン先を引き抜いて、金属プレート(腹巻状のもの)も引き抜くと、手であけることができます。
中身は、写真では1枚隠れているので確認が難しいですが、金属の薄い板が2枚。
スライドバーとつながったプラスチックの仕切りが1枚あります。
今回、この2枚の金属板に銅線がつながっていたのですが、外れてしまったようです。
修理してみた
ただ銅線が抜けただけなので、半田付けで直そうと思います。
半田付けなんて、中学校の技術の授業以来ですよ。w
銅線の色は緑色と茶色の2種類。
それぞれ金属板にどちらの線をつければいいかわからないので、本体を確認してみます。
わかりづらいですが、通電の際、タッチする電極のほうに茶色い線が伸びていることが確認できます。
ペンの方も、腹巻状の金属プレートにつながっている金属板に茶色い線をつなげればよさそうですね。
仕切り板で取り出せない金属板の方は緑色の銅線をつなげます。
これで、直ったはず。
組み立て直して使ってみます。
が、まったくピリピリせず…。
修理失敗の原因
今回の失敗の原因は、スライドバーとつながった真ん中の仕切りを外すことができず、内側にハンダ付けしてしまったことでした。
アナログな図解で申し訳ないですが、正しい半田付けの状態が下の図になります。
緑色が外れなかった仕切りで、赤色が金属の薄い板、青色が正しい半田付けです。
仕切りが外れなかったため金属板が取り出せず、スライドバー側の金属板は内向きに半田付けしてしまったことにより、もう一方の金属板に接触。
そこで通電してしまったため、針先に電流が回ってこなかったのでしょう。
これを解決するには、スライドバーと仕切りを外し、外側に半田付けしなおさなければなりません。
ラジペンや毛抜きで慎重にスライドバーを引っ張り何とか外すことに成功。
スライドバーと、仕切りは接着剤で固定されていました。
かなり固くついていてプラスチックが割れそうになったので、はがし液を使ったほうがいいかもしれません。
無事に仕切りを外し、金属板を取り出すことができたので、半田付けし直し組み立て直してみると…今度は無事に使うことができました。
以前と、ビリビリ具合もかわりません。
やはり、針先ではなく手前で通電していたことが原因だったようです。
針の替え方
今回、修理するにあたって、僕は失敗してプローブを曲げてしまいました。
写真ではわかりづらいのですが、ねじれるように曲がっています。
試してみましたが、この状態だともう毛穴に刺すことができませんでした。
「なぜ曲げてしまったのか?」針交換の際の注意点でもありますので、針交換の手順を説明していきたいと思います。
まず上の写真のようにペン先を外します。
次に、プローブを引き抜きます。
そして、交換する新しいプローブをペン本体ではなく、ペン先側に刺します。
その後、ペン先ごとプローブをペンにはめ込みます。
僕は、プローブをペン先にいれず、ペンに刺してからペン先をはめたのでプローブを曲げてしまったんですね。
説明書にも書いてあることなのですが、うっかりしていました。
それで、新しいプローブに替えることになったのですが、ここで問題点が…
新しいプローブも根元から曲がってるじゃないですか。
でも、ねじれて毛穴にさせない古いプローブよりマシです。
交換することにしましたが、いざペン先にプローブを入れようとするとうまく入れることができません。
針が出てこない場合、プローブをクルクルまわすとよいとのことですが、根元から曲がっているため、いくら回してもプローブが先からでてこないのです。
悪戦苦闘しましたが、プローブのお尻の丸い部分で押してあげると、ガイドの金属部分が飛び出てプローブが挿入しやすくなり、無事プローブ交換を終えることができました。
3ヶ月ほど脱毛してみての感想
分解・修理したレポートは以上となりますが、3ヶ月使用してみての感想も報告したいと思います。
写真は実験として脱毛していた足の親指の様子です。
足の親指はトータルで6回ほど施術、最後の施術から1ヶ月ほど経過していますが、いまだにうっすらと色素沈着しています。
体毛にも使用していますが、しっかり毛根深くまで差し、十分な通電をおこなっているつもりなのですが、また生えてきたりと、思っていたより確実性は高くないですね。
痛みも強く、時間もかかり、ダウンタイム(赤み・腫れ)も大きいので、白髪などレーザー脱毛が出来ない場合以外ではレーザーで脱毛するほうがよいと思います。
施術後にできる赤い斑点も2週間は消えませんので、顔に使用することは特におすすめできません。
まとめ
修理してから1ヶ月ほど使用してみましたが、いまのところ問題は起きていませんのでレポートさせていただきました。
あくまで素人判断での修理ですので、内部構造の参考程度にとどめていただきますようお願いします。
ワンタッチ・ホームエレクトロリシスの使用の仕方や購入方法は下の関連記事をご覧ください。
絶縁針脱毛をおこなっている病院一覧はこちらになります。