ヒゲのレーザー脱毛をしたら肌が綺麗になった。
という口コミはたまに見かけることがあります。
実際に、レーザー脱毛には美肌効果があるとホームページに書いているクリニックも多いですし、湘南美容クリニックでは脱毛機自体にウルトラ「美肌」脱毛という名前がついているものもあります。
ヒゲ脱毛をして肌も綺麗になるオマケがつくなら、それに越したことはありませんよね。
では、なぜレーザー脱毛に美肌効果があるのか、どれくらいの効果が期待できるのか解説して行きたいと思います。
美肌効果が期待できる理由
レーザー脱毛の美肌効果を知るには、まず、レーザー脱毛の仕組みを知る必要があります。
レーザー脱毛はメラニン色素に反応する波長のレーザーを肌に照射することでおこないます。
レーザーが毛根の黒色メラニンに吸収され発熱、それにより毛の周囲にある「毛の生成に関わる細胞」が熱破壊され脱毛効果を得ることができます。
ですので、メラニン色素のない白髪は脱毛することができません。
では、なぜ美肌効果が期待できるのかというと、「色素に反応するレーザー」と「熱」の2つが影響しています。
脱毛レーザーは、レーザーの種類によっては色黒の方が脱毛できないように、毛だけではなく肌のメラニン色素にも反応するのです。
そのため、シミや、ソバカス、くすみなどへの効果を得ることができます。
また、熱刺激によるコラーゲンの生成作用、殺菌作用もあり、キメやハリの改善、ニキビの減少なども期待できるというわけです。
レーザー脱毛機は美肌治療にも使われている
脱毛に使われるレーザーは、主にアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーが使われていますが、どれも美肌治療にも使われているレーザーです。
黒色メラニンへの吸収率が高いアレキサンドライトレーザーは、本来脱毛に使われることの多いレーザーですが、シミ、そばかす、くすみ、毛穴の黒ずみなどの治療でも使われています。
ヤグレーザーは肌の奥まで届きヘモグロビンにも反応しますので、赤ら顔の治療にも使われています。
そして、実際に、脱毛機と同じ機械が美肌治療にも使用されています。
例えば、日本で一番普及している脱毛機であるジェントルレーズを使用し、レーザーフェイシャルをおこなっているクリニックは多くありますし、蓄熱式脱毛機として広く普及しているメディオスターNEXTも、SKIN rejuvenationという美肌モードがあり、肌の引き締めやホワイトニングの設定ができるようになっています。
自身が通われている脱毛機の美肌効果が気になる方は、「脱毛機の名前 レーザーフェイシャル」で検索されてみると良いかと思います。
髭が生えなくなることでカミソリによるダメージがなくなる
髭のレーザー脱毛による美肌効果は、レーザーそのものが肌に与える効果だけではありません。
レーザー脱毛をすれば、当然ですが髭が生えなくなります。
そして、髭剃りをする必要がなくなりますので、カミソリや毛抜きで肌を傷つけることが無くなります。
下の関連記事で詳しくお話していますが、筆者も、髭の医療レーザー脱毛をするまでは、毛抜きで髭を抜く癖がありました。
関連記事:『毛抜きでヒゲを抜く時のコツ』
剃ればカミソリ負けをし、抜けば色素沈着する敏感な肌でしたので、かなり悩まされていたんですよね。
そのため、埋没毛や毛抜きで肌が傷つき、アザのような色素沈着が顎にいくつも出来てしまっていました。
現在は、レーザーの効果か時間経過によるものかはわかりませんが、アザも無くなり綺麗な状態を保てています。
ですので、髭自体が無くなるだけでも美肌効果が期待できるのではないかと思います。
美肌治療が目的なら悩みにあった施術を受けた方がいい
ヒゲ脱毛に使われるレーザー機器は、美肌治療にも使われていますが、美肌治療に使われるレーザー機器はそれだけではありません。
例えば、毛穴であればフラクショナルCO2レーザー、色素沈着であればメドライト、赤みであればVビームなど、脱毛では使われていない機械を最適としているクリニックが多いです。
脱毛に使われている機械を美肌治療で使う場合にも、レーザーは同じでも出力やパルス幅を変更し、レーザーフェイシャル用の設定でおこないますので、脱毛で最大限の美肌効果を得られる訳ではないんですよね。
筆者もカウンセリングで美肌効果を伺ったところ、脱毛のおまけ程度で考えて欲しいとのことでした。
ですので、脱毛でもある程度の美肌効果が期待できるかもしれないが、別の悩みがあるならその悩みに最適な施術も受けられた方がよいのではないかと思います。
注意点として、レーザー治療によっては、髭がはえてくる部分を避けて照射するものもありますので、先にヒゲ脱毛をしてから美肌治療をおこなうとより満足した結果が得られるのではないでしょうか。
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