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消費税増税でヒゲ脱毛が値上げ?各クリニックの対応

更新日:

2019年10月に消費税が8%から10%に増税されました。

2%の増税額とはいえ、契約額の大きい美容医療では結構な金額になりますので無視できるものではありません。

それに便乗値上げもされていないか心配ですよね。

 

ですので、今回は消費税増税にともなう大手美容クリニック各院の対応を調べてみました。

 

 

※2021年4月消費税総額表示の特別措置の終了にともない、多くのクリニックで料金の見直しがおこなわれています。
当記事は記録として残しますが、記事内の料金と現在の料金が違うクリニックもありますことをご了承下さい。

クリニックの利益が減る訳ではない

まずはじめに、消費税が増税されると「サービスを提供するための原材料やメンテナンスにかかる費用の消費税も増えるし、クリニックの利益が減ってしまうのでは?」と思うかもしれませんがそうではありません。

確かに原材料にかかる消費税は増えるものの、クリニックが国に納める消費税は、お客さんが払った消費税から原価にかかった消費税を引いた分ですので、クリニックの負担が増えるという事はないのです。

 

消費税が何重にもとられてしまうと、消費税の数字以上の負担が価格に反映されてしまいますから、エンドユーザーだけに消費税がかかるような仕組みが出来ているんですよね。

ですので、価格が2%以上あがっている場合には便乗値上げであると言えます。

参考:「消費税・軽減税率情報Cafe 消費税の仕組みをわかりやすく解説」

脱毛料金は値上げ傾向

とは言っても、ものの価格は緩やかにインフレしていくことが自然ですし、ここ数年は最低賃金も大きくあがりクリニックの負担は増えてきています。

脱毛料金にもその傾向はあらわれていて、どのクリニックも、プランの契約条件の変更や料金改定がたびたびおこなわれてきました。

 

当サイトでも、料金改定が起こるたびに記事にまとめていますが、ここ数年、価格改定で値下げされたという事実は無く、毎回値上げがおこなわれています。

上記の記事以外にも、マンチェスタークリニックの無制限コース廃止など、ここ2~3年だけでもメンズ脱毛で人気のクリニックの多くで値上げが確認できています。

 

そのため、増税でクリニックの負担は増えないと言っても、値上げも十分に考えられる訳です。

大手美容クリニックの消費税増税の対応

医療脱毛は通常の医療とは違い客商売ですので、消費者にほかのクリニックより安いと錯覚してもらいたい気持ちがあるようです。

そのためか、税込み価格表示より税抜き価格表示にしているクリニックが多く、ここ数年では分割料金ばかり目立たせてホームページに表示しているクリニックも多くあります。

 

今回の消費税増税でも、税込み価格から税抜き価格に変更したクリニックがいくつか見られました。

 

では、湘南美容クリニック、ゴリラクリニック、メンズリゼのメンズ脱毛大手3院ではどのような変更がされたのか見ていきましょう。

湘南美容クリニックの増税での変更点

消費税増税前

部位 回数 料金
ひげ

(上口髭+顎+顎下)

6回 29,800円
頬・もみあげ周辺 6回 29,800円
6回 28,750円

消費税増税後

部位 回数 料金
ひげ

(上口髭+顎+顎下)

6回 30,350円
頬・もみあげ周辺 6回 30,350円
6回 29,280円

湘南美容クリニックは税込み表記を継続し、2%分の値上げとなりました。

今回、湘南美容クリニックは脱毛に限らず取り扱っている施術の大幅な価格改定をおこない、ヒアルロン酸注射や、ボトックス、HIFU(ハイフ)などの人気施術の料金は据え置き、実質的な値下げに踏み切りました。

 

脱毛も人気施術のため据え置きも考えられるのですが、もともとかなり安かったので価格の維持は難しかったようです。

ほかの施術を含めた詳しい価格変更はこちらの記事にまとめられています。

参考:『湘南美容クリニックが値上げ?消費税増税による価格変更内容まとめ』
メンズ脱毛公式サイトはこちらです↓

ゴリラクリニックの増税での変更点

消費税増税前

消費税増税後

出典:ゴリラクリニック公式HP

 

ゴリラクリニックは、もともと税抜き表示のため価格に変更はありませんでした。

ですので、表示されている価格に10%増した価格が、実際に必要な金額になります。

ゴリラクリニックの公式情報はこちらとなります↓

メンズリゼの増税での変更点

消費税増税前

消費税増税後

出典:メンズリゼ公式HP

 

メンズリゼは、税込み表示から税抜き表示へと変更になりました。

それにともない、表示価格も2~6%値下げされました。

つまり、実質的に4~8%程の値上げがされたことになります。

ただ、メンズリゼは6回目以降の脱毛追加料金が割引き価格になるのですが、部位によっては10%以上値下げされた箇所もあり、回数を重ねれば以前より安く脱毛できるようになる場合もあります。

 

この料金改定は告知が無く、いつの間にかおこなわれましたので、増税のタイミングでおこなわれたのかは不明です。

手持ちの資料と照らし合わせたところ、2019年の6月までは税込み表示であったことは確認できています。

 

2019年7月頃には髭脱毛のセレクト2部位プランが廃止され、料金プランの見直しもおこなわれていましたので、価格の維持が難しかったのかもしれませんね。

公式情報はこちらをご覧ください↓

税抜き表示は特例で許されているに過ぎない

脱毛業界全体でも税抜き表記をしているクリニック・エステサロンが多いのですが、実は法律により事業者には総額表示の努力義務が課せられています。

では、なぜ税込み表示・税抜き表示のクリニックに分かれているのかというと、2021年3月31日までの間は特例で税抜き表示が許されているからです。

参考:『消費税・軽減税率情報Cafe 税込み/税抜き、どちらの表示が正しいの?』

 

この特例は、過去に延長されていますので、今後も延長される可能性もありますが、現状、2021年4月からは税抜き表示は出来なくなります。

ですので、多くの美容クリニックは価格表示を変えなければならず、その時に料金の見直しも起こるのではないかと思われます。

消費税増税によるヒゲ脱毛の料金まとめ

大手3院では、税込み表示をしている湘南美容クリニックは2%分の価格改定をし、税抜き表示のゴリラクリニックは現状維持(2%値上げ)メンズリゼは4~8%の値上げとなりました。

他の美容クリニックでも、筆者が調べた範囲では、多くのクリニックは税抜き価格を採用していましたので、消費税増税分2%の値上げのみと静かなものでした。

 

ただ、繰り返しになりますが脱毛料金は業界全体で値上げが続いていおり、料金改定は頻度におこります。
(月替わりのタイミングに注意。)

ですので、脱毛を検討されている方は先延ばしをせずに早めに契約をされることをおすすめします。

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