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ヒゲ脱毛の基礎知識

しましま氏に学ぶヒゲ脱毛の失敗例

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ヒゲ脱毛は、ヒゲ剃りからの開放や、コンプレックスを解消できるなど多くのメリットがありますが、リスクをはらんでいる事も事実です。

2012年~2016年の5年の間に、全国の消費生活センター等に、964件の脱毛被害が報告されています。

このうちエステサロンでの被害が680件、医療機関で受けた被害が284件でした。

 

もし、自身が被害にあたった場合には、どうすればよいのでしょうか?

ヒゲ脱毛の被害で、2chで個別スレまで立ったしましま氏の失敗談を参考に、対策を考えたいと思います。

 

しましま氏とは?

 

2014年1月に、2ちゃんねるの「髭のレーザー脱毛その後…」というスレに、ヒゲ脱毛の照射ミスで髭がシマシマの状態になってしまった男性の投稿がありました。

かなりグロいので、文で説明しますと、ヒゲの生えている部分と生えていない部分がストライプになっており、髭が生えていない部分は赤く腫れています。

そして、白ニキビのようなもの(毛嚢炎)が大量にできている状態です。

画像があるサイトです↓
※閲覧注意
http://rakurakusokuhou.doorblog.jp/archives/2919740.html
らくらく速報:髭のレーザー脱毛スレに失敗した人の画像が酷すぎると話題にwww
※閲覧注意

 

ヒゲ脱毛では、ある程度は赤く腫れますし、毛嚢炎も出来ることもありますが、照射漏れやレーザーの反応の偏りでは、ここまで綺麗なしましまにはなりえません。

しましま氏も、施術中、照射間隔が広いと感じていたようなので、人為的なミス(技術不足または医院のマニュアル)が原因でしょう。

しかし、クリニック側はなかなかミスを認めず、話し合いの場では威圧的な態度もとられたようです。

 

しましま氏は、結局、弁護士に相談したのち、粘り強く交渉をし、彼の最初の書き込みから2ヶ月半後に書き込みが途絶えています。

しましま氏は、最後には、「クリニック名や結果を必ず公表する。」と宣言していましたし、クリニック側もネットで話題になっている事を知っているようでした。

途中、クリニック側が譲歩する姿勢もみせていましたので、おそらく今後ネットに公表しないことを条件に示談が成立したのでしょう。

 

しましま氏が受けたクリニックはどこなのか?

しましま氏は、最後までクリニック名を公表しなかったので、わかりません。

ただ、レスの断片に、いくつものヒントを残してはくれました。

・大手ほど大きくはないが、東京、大阪、名古屋、福岡に店舗がある美容外科

・ダイオードレーザー+RFで施術(syneron製、e-Laserとの事)

・1箇所4,000円くらい

・医院長がテレビに出演している(おそらく2014/3/26(水)のテレビ)

・医院側の発言で「美容整形外科は、医者がよくなっているといっても、患者に気に入ってもらえないことがある。」

・女性向けのクリニック

 

また、方言や西日本在住という話から、福岡にあるクリニックで施術を受けたことが推定されます。

ほかに、テレビを見たと思われるスレ民から「イケメン院長」と指摘する書き込みもありました。

スレの中では、「神奈川美容外科クリニック(カナクリ)では?」という書き込みが多くみられましたが、カナクリは、2010年5月に破産申請をし倒産しているのでありえません。

 

・ではいったいどこなのか?

実は、上記のヒントすべてに該当するクリニックを見つけることは出来ませんでした。

もう無くなってしまったクリニックなのかもしれません。

しかし、

・大手ほど大きくはないが、東京、大阪、名古屋、福岡に店舗がある(あった)

・ダイオードレーザー+RFを使用(シネロン製eレーザーではなくe-light、e-maxを導入)

・現在の値段は違うが、以前は1部位4,000円で施術をおこなっているグループに所属していた

・医院長がイケメンで、メディアに露出をしている

・女性客が多い

・美容皮膚科ではなく美容外科

というクリニックは存在します。

 

このクリニックを調べてみると、2ちゃんねるの美容整形板に院長個人のアンチスレが立っていたことがあったり、Yahoo!知恵袋で被害の相談がある医院でもあります。

書き込みの内容を見ると、ずさんな施術や、その後の高圧的な態度などの共通点もみられます。

もちろん、完全に一致はしていないのですから、このクリニックとは断言できません。

 

ただ、しましま氏のような被害にあわないためにも、よく口コミを調べた方が良いとはいえるでしょう。

参考URL:5ちゃんねる☆髭のレーザー脱毛その後…しましま専用スレ https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/mensbeauty/1391425906

 

被害にあってしまったらどうすればいいのか?

まず、基本的に脱毛は赤みがでるものですし、効果が毛周期に依存するため、ある程度のムラはおこります。

照射漏れと感じる部位があった場合はクリニックに連絡すれば、ほとんどのクリニックが、無料で再照射をおこなってくれるので、まずは電話で確認しましょう。

しましま氏のように火傷や、酷い施術結果になってしまった場合はどうすればいいのか?

しましま氏の対応を参考に考えてみましょう。

・写真を撮る

まず、症状の経過写真を撮るようにしてください。

症状の変化を記録することは治療としても大事ですし、クリニックの対応が不十分だった場合の証拠にもなります。

・施術したクリニックに連絡する

火傷はあとに残る事もありますので、すぐに治療が必要になりますし、今後の対応を話し合う必要があります。

早めに連絡をするようにしましょう。

・薬を塗り処置をする

通常の、赤みや毛嚢炎であれば、ほとんど数日で収まりますが、ひどい場合は跡になりますので、クリニックで処方できる「デルモゾールG軟膏」や、「スタデルム軟膏(非ステロイド性消炎鎮痛剤)」などの、炎症を抑える薬を塗りましょう。

すぐにクリニックにいけない場合は、市販薬ですと「フルコートF」や「オロナインH軟膏」が、火傷や毛嚢炎への効果が期待できます。

 

クリニックの対応が不十分だと感じたら

しましま氏のように、不誠実な対応をされた場合はどうすればいいのでしょうか?

 

・専門家に相談する

国民生活センターの見解は以下になります。

(3)脱毛により危害を受けた場合は、速やかに医療機関を受診するとともに、消費生活センター等に相談しましょう。
脱毛を受けて危害が発生した場合は、施術を受けたエステや医療機関に申し出た上で、必要な場合は速やかに医療機関を受診し、適切な診断・治療を受けましょう。
また、早めに最寄りの消費生活センター等※に相談しましょう。
エステにおいて、医行為の疑いがある施術を受けた場合や、広告に問題があると思われた場合には、最寄りの保健所等へも併せて情報提供するとよいでしょう。
医療機関で受けた脱毛について心配がある場合は、全国の医療安全支援センターに相談することもできます。

引用元:国民生活センターhttp://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20170511_1.pdf

しましま氏は、自治体で行われている弁護士無料相談を利用し、その後も、弁護士にアドバイスをもらいながらクリニックと話し合ったようです。

早めのうちに専門家に相談するようにしましょう。

・別の皮膚科で診断してもらう

皮膚トラブルがある場合は、施術を受けたクリニック以外の病院に通い診断書を書いてもらいましょう。

電話やネットで相談できる施設一覧

国民生活センター
http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
医療問題弁護団
http://www.iryo-bengo.com/
法テラス
http://www.houterasu.or.jp/madoguchi_info/call_center/index.html
消費者庁
http://www.caa.go.jp/consumers/damage/measures/
医療安全支援センター
http://www.anzen-shien.jp/center/index.html
厚生労働省
https://www-secure.mhlw.go.jp/getmail/getmail.html

 

まとめ

 

2ちゃんねるの盛り上がり方からも、ここまで酷い状態は滅多に起こるものではないといえるでしょう。

ただ、このような被害が起こったことも事実です。

僕達ができる対策として、トラブルがあった場合の処置や、相談場所をしっかり把握しておく必要があります。

 

そして、なにより大事なのは、しっかり下調べをし、はじめから悪質な施設でヒゲ脱毛をおこなわない事だと思います。

問題が解決し、しましまさんのしま模様が無くなり、つるつるさんになっている事を願います。

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