ヒゲ脱毛の基礎知識

永久脱毛・永久減耗とは

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脱毛について調べていると、「永久脱毛」「永久減耗」といった言葉を目にします。

同じ脱毛機を導入している病院であっても、「永久脱毛ができるのは医療機関のみです。当医院は永久脱毛です。」と記載されていたり、はたまた「当医院の脱毛は、永久脱毛ではなく永久減耗です。」との記載があったりと様々です。

どういうこっちゃと。

 

同じ機械なのに効果が違うという事なのでしょうか?

このページにお越しになった方も、「永久脱毛」、「永久減耗」に疑問を持っていらしたことと思います。

 

では、「永久脱毛」「永久減耗」それぞれの定義の説明から、2ちゃんねるなどでも論争を見かける「永久脱毛はニードル脱毛だけ。」は本当なのか?

実際問題、レーザー脱毛の永続性はどれほどのものなのか?など詳しく解説していきたいと思います。

永久脱毛の定義

そもそも日本では永久脱毛・永久減耗の定義は決められておらず、永久脱毛とはアメリカのエステの団体である米国電気脱毛協会(American Electrology Association)が定めています。

その定義とは、

「一定の施術を繰り返し脱毛が完了した状態から、1ヶ月後に生えてくる毛が施術前の20%以下である。」

といった内容なります。

「ツルツルになるまで脱毛をした後に、1ヵ月後に再生する毛が少なければ永久脱毛と表現してもよい」といったものですね。

米国電気脱毛協会の公式HPによると、この定義は、日本の厚生労働省にあたる「アメリカ食品医薬品局(FDA)」にも認められているようです。
参考:AEA公式HP http://electrology.com/faqs-about-permanent-hair-removal/how-does-electrolysis-compare.html

日本語の「永久」脱毛という言葉の響きでは、施術すれば一生涯はえてこないようにも思えますが、英語では「permanent(永続的な・長持ちする) epilation(脱毛)」と実際はもう少しやんわりした言葉であるようです。

永久減耗の定義

永久減耗とは、1998年にアメリカのハーバード大学のグループが新たな脱毛の定義を考えて、「Permanent(永続的な・長持ちする) Hair Reduction(毛の減少、削減)」を提唱したものです。

上で説明した永久脱毛の定義は1958年から使われていますので、それに比べると永久減耗は新しい考え方となります。

その内容は、

「脱毛施術後に、身体の各部位における毛周期を超える期間で、終毛の数が明らかに減少している状態が長期に渡って維持されること。」

としていて、この「長期」というのは半年から1年ほどの期間を指します。

永久脱毛より少しわかりづらいですね。

噛み砕いて言うと「ツルツルになるまで脱毛をした後に、長い間、再生する毛が少なければ永久減耗と表現してもよい。」といったものですね。

上でも登場した、アメリカの公的機関であるFDA(アメリカ食品医薬品局)も、この永久減耗の定義をもとに、レーザー脱毛機及び医療用光脱毛機の認可をおこなっています。

永久脱毛・永久減耗の違い

上の説明にもあるとおり、永久脱毛はアメリカのエステ団体が提唱した古くからある定義で、永久減耗はアメリカの大学が提唱した比較的に新しい定義となっています。

米国電気脱毛協会が提唱していた脱毛の定義を、FDA(アメリカ食品医薬品局)が認め、のちに、より厳密な表現である「永久減耗」を脱毛機の評価基準に採用したといった歴史の流れがあります。

内容は、多少の違いはあれ、どちらも「長期間に渡り、毛が元の状態より減っている状態が維持できている。」ことを指していることには変わりありません。

定義の差は、微妙なニュアンスの違い、期間の長さといったところですが、歴史が深い分、また言葉のわかりやすさから、永久脱毛の方が一般化していますね。

最近では、永久減耗という表現が広がっているとのことですが、僕は、『ヒゲ脱毛ができるクリニックまとめ【全国版】』を調査する際に、脱毛施設のある病院のホームページを2000院以上チェックしましたが、永久脱毛と表記している医療機関が主流であるように感じます。

永久脱毛はニードル脱毛(針脱毛)だけなのか?

よくエステサロンの脱毛の宣伝で「アメリカのFDAに認可された唯一の永久脱毛はニードル脱毛だけです。」といった内容のものが見られます。

ネット掲示板でも、「永久脱毛はニードル脱毛だけ。レーザー脱毛は効果が無い。」といった意見に荒れてる様子を見たことがあります。

この「永久脱毛はニードル脱毛だけ。」というのは事実です。

上での説明の通り「永久脱毛」の定義は、もともと米国電気脱毛協会(ニードル脱毛の団体)が定め日本にも浸透したものですから。

この「ニードル脱毛のみ永久脱毛である。」という主張に、クリニックの面白い見解があるのでご紹介いたします。

「針脱毛」の世界では、エステで主流だった通常の電気針による電気分解法から、より安全で短時間の通電でも効果がある高周波による絶縁針脱毛に移行するとともに、脱毛は「医療行為」であるという厚生省(現・厚生労働省)の通知をもとに「美容医療」が「エステ」が独占してきた「脱毛」という一千億円市場に参入しようとしている時期でした。

レーザー脱毛という新たな強敵の出現に、エステ業界はこぞって反発し、「レーザー脱毛は永久脱毛ではない」というキャンペーンを張りました。それに対し、レーザー脱毛が今後の脱毛治療の主流になると考えた医療側は「レーザー脱毛と電気脱毛の効果は変わらない」と反発しました。(勝っているではなく変わらないとしたのは、当時の医学脱毛学会に属する医療機関は針脱毛を主流としていたからです。)この過程で、では「永久脱毛」とは何か、という問題が浮上し、永久脱毛の再定義が行なわれるとともに、少なくとも医療としては、あやふやな「永久脱毛」という言葉を使わず、医療脱毛、医学脱毛と呼ぼう、という合意が形成されました。

引用元:大江橋クリニック公式HP http://www.oebashi.jp/tr5/epilation.shtml

この「レーザー脱毛は永久脱毛ではない」というキャンペーンは、過去にどの程度のものであったのかはわかりませんが、現在でも宣伝に使われているのは確かです。

事実、「永久脱毛」と「永久減耗」の内容の差はほとんど無いというのは前述したとおりで、定義上の永久脱毛はニードル脱毛だけとは言えますが、言葉のイメージを利用した宣伝で利用されているといった側面が大きいと思います。

また、日本では厚生労働省が「永久脱毛」は医師法第十七条の医業に該当するものとしており、ニードル脱毛も含まれます。

エステサロンは黒に近いグレーゾーンで、お目こぼしされているのが現状です。

ニードル脱毛を考える場合は、安全面でも効果の面でも、絶縁針脱毛(小林式電気脱毛)を使用している医療機関で受けることをおすすめします。

全国の絶縁針脱毛を取り扱っている医療施設の一覧や、エステサロンが脱毛に向かない理由の詳しい解説は関連記事をご覧ください。

関連記事:『ニードル脱毛の値段比較・受けられるクリニックの紹介』

関連記事:『エステサロンがヒゲ脱毛にむかない4つの理由』

レーザー脱毛の永続性はどれほどのものなのか?

それでは、医療脱毛でよく使われているレーザー脱毛の永続性はどれほどのものなのか、僕の脱毛のケースから考えてみたいと思います。

僕は、「永久減耗」の脱毛機としてFDAに認可されている脱毛機「ジェントルレーズ」でヒゲの脱毛をし、はじめの脱毛から5年以上経過しています。

こちらが、半年間施術をせず2週間ほど髭剃りをしていない状態です。

写真では見えづらいのですが、20~30本ほどあご先に眉毛ほどの太さの毛が生えています。

はじめての髭脱毛から、3年ほどで脱毛が完了し、その後は半年~1年ペースでメンテナンスで脱毛に通っているのですが、その間、新しく再生する髭の量は大体同じで、いつも半年間で20~30本ほどですね。

成人男性の髭の総数は6,000~30,000本、平均値では15,000本~20,000本ほどと言われています。

僕のもともとの髭の量は標準程度でしたが、本数を数えていたわけではありませんので、髭の総数を成人男性の最小値の6,000本とすると、半年間で0.005%の再生率ということになります。

髭の場合は、自然治癒力での再生以外にも、男性ホルモンの影響で、毛が再生したり、軟毛が硬毛に変わったりすることもあるのですが、この再生率であれば、「永久脱毛」、「永久減耗」どちらの定義も満たしていると言えそうです。

脱毛をはじめた当時は「永久脱毛」をすれば完全に無くなるものだと思っていたので、少し残念ですけどね。
(それでも、人生で一番よかった買い物だと思っています。w)

クリニックの見解でも、下記の浜口クリニックのように、現場の経験ではレーザー脱毛は永続性があるという見方をしているところが多くみられました。

レーザー脱毛は新しい治療法のため以前は永久ではないという意見もありましたが、処置完了後の5年以上の経過がだんだんわかってきました。当院での経験から見通しを立てると、おそらく永久脱毛の可能性が高いと思われます。但し、レーザーもいろいろな種類があるため世間の評価は様々ですが、医院のみで使用できる「高出力の医療用脱毛レーザー」であれば大部分は大丈夫でしょう。

引用元:浜口クリニック公式HP http://www.hamaguchi-clinic.net/tennouji/hifu/01.html

(浜口クリニックの梅田院は絶縁針脱毛、レーザー脱毛の両方を取り扱っており、偏った見方は少ないと考え代表して引用させていただいています。)

まとめ

以上となりますが、永久脱毛と永久減耗は定義づけの違いで、FDAに認可されている機械を使用しているのであれば、どちらの表現をしている病院でも実際の効果に差はありません。

永久脱毛・永久減耗の違いより、FDA認可されている脱毛機であること、つまり「臨床実験で安全性と効果が証明されている脱毛機であるかということ」の方が大事です。

エステサロンではFDA認可の医療用脱毛機の使用は認められていませんので、脱毛する場所を探される場合は、医療機関を探されることをおすすめします。

 

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