残念ながらヒゲのレーザー脱毛は誰でも受けられる訳ではありません。
日焼けや、吹き出物など一時的に施術が出来ない場合や、常服している薬や持病によってはレーザー脱毛自体を諦めなければならないケースもあります。
レーザー脱毛が出来ないケースとして、以下のものがあげられます。
施術が断られてしまう部分
・ほくろ
・タトゥーが彫られている箇所
・酷く腫れたニキビや吹き出物
・内出血やアザなどで肌の色が黒くなっている箇所
・重度のアトピーやケロイド体質
・金の糸など金属を体内に埋め込んでいる箇所
施術自体ができない人
・光アレルギーのある方
・ペースメーカーを使用している方
・呼吸不全の方
・てんかんの方
・感染症にかかっている方
ただ、施術不可といっても、医師の判断により施術が可能な場合もあります。
この後、どの程度の状態で施術ができなくなるのか、詳しく解説していきたいと思います。
肌の状態によりレーザー脱毛が出来ないケース
レーザー脱毛は、レーザー光が黒色メラニンに反応し発熱する性質を利用し脱毛をおこないます。
そのため、ホクロなど肌が黒い部分は施術が出来ない場合もあります。
また、ニキビやアトピーなど肌が荒れている状態ではレーザーが照射できないこともあります。
急激に日焼けした肌
前述したとおり、レーザー光は黒色メラニンに反応しますので、日焼け肌の方は、火傷のリスクや痛みが強く施術を断られる場合があります。
また、施術可能な肌色の基準範囲内の日焼けだとしても、急激な日焼けと判断されると施術をおこなってはもらえません。
日焼け直後の火照りが残っていると、火傷が起こりやすいと言う理由からですね。
僕も、夏の間に2回ほど施術を断られた経験があります。
その際は、1ヶ月ほど間をあけ肌の状態が落ち着いてからの施術になりました。
日焼け止めは毎日塗ってはいたのですが、施術2週間前にレジャーに行ったのが良くなかったようです。
なかには、SHR(蓄熱)式の脱毛機など、色黒肌でも脱毛できる機種もあり各クリニックも導入していますが、SHR式でも急な日焼けは断られることがありますのでUVケアは必ずおこないましょう。
湘南美容クリニック公式HPには施術できる肌の色の基準の写真が掲載されています。
SHR式脱毛機について詳しくは関連記事をご覧ください。
関連記事:『ヒゲ脱毛の強い味方メディオスターNeXT PROとは?』
ほくろ
ほくろも、レーザー光が黒色メラニンに反応してしまうためレーザーを照射することができません。
ですので、多くのクリニックではホクロのある方を脱毛する際には、専用のシールでホクロを隠したり、ホクロ周辺を避けて施術をおこないます。
当然、ホクロを避けてレーザーを撃つので、ホクロから生えている毛はレーザーでは脱毛することができません。
ですが、ホクロの色の濃さによっては施術可能な場合もありますので、直接クリニックで相談するといいと思います。
ホクロの毛を脱毛するならば、先にホクロを取る治療をすませるか、ニードル脱毛(絶縁針脱毛)で脱毛することで処理する事が可能です。
ニードル脱毛について詳しくは関連記事をご覧ください。
関連記事:『ニードル脱毛の値段比較・受けられるクリニックの紹介』
関連記事:『家庭用針脱毛器ワンタッチ・ホームエレクトロリシスを買ってみた』
タトゥーが彫られている箇所
脱毛で使われるレーザーは、アザ消しやタトゥー除去にも使われるレーザーが使われています。
動画は、東京美容外科のヤグレーザーでのタトゥー除去の様子ですが、このようにタトゥーの色素にも反応してしまうためタトゥー近くの場所には施術できません。
メンズ脱毛大手のゴリラクリニックでは、刺青から3cm以上離れていれば施術可能とのことです。
内出血によるアザ
青アザなどにより、皮膚の色が変色してしまっている場合にも、黒ずみ具合によってはレーザー照射を断られる事があります。
ただ、もともとアレキサンドライトレーザーなどは、アザ消しにも使われるレーザーですので、時間が経過し落ち着いてからは施術が出来るようです。
僕は、レーザー脱毛するまではヒゲを抜く癖があり、アゴ全体に斑点のように色素沈着していたのですが、特に何も言われず問題なく脱毛が出来ています。
そして、レーザーのおかげか時間経過のためか、現在は色素沈着も目立ちません。
ですので、肌が変色している人も、あきらめずに医師に直接見てもらって判断してもらうのが良いかと思います。
ニキビ
ニキビが過剰に出来ている場合にも、肌荒れと判断されて断られることがあります。
ただ、ニキビは状態によりけりだと思います。
出典元:【髭脱毛体験談】無断キャンセルしてしまった【湘南美容クリニック】
画像は、レーザー脱毛前日に撮った僕の皮膚の状態ですが、ご覧のようにニキビが目立ちます。
もともとニキビや毛嚢炎(もうのうえん)が出来やすい体質で、肌が荒れた状態で施術を受けることが多かったのですが、今まで一度もニキビを避けてレーザー照射されたという事はありません。
僕が脱毛した湘南美容クリニックは施術の基準が厳し目なのですが、この程度のニキビでは問題ないようです。
腫れて膨らんでいるような状態でなければ、そこまで心配する必要もないでしょう。
僕より状態が酷い方も、カウンセリングで医師に相談されるのが一番かとおもいます。
アトピー
アトピーで肌の状態が思わしくない時は施術を断られることがあり、アトピーの炎症が治まっている時に施術をすることになります。
施術できるアトピー肌の基準を、湘南美容クリニック、メンズリゼ 、ゴリラクリニックの、メンズ脱毛大手3院に問い合わせたところゴリラクリニックが一番基準が広いといった印象がありました。
あくまで、医師の判断とのことなので無料カウンセリングで相談するのが良いと思います。
各クリニックの回答について、より詳しくは関連記事をご覧ください。
関連記事:『アトピー性皮膚炎でもヒゲのレーザー脱毛はできるのか?』
病気や服用している薬によりレーザー脱毛が出来ないケース
持病や体質、薬の副作用によりレーザー脱毛が断られるケースがあります。
レーザー脱毛が断られることのある病気・体質
・ケロイド体質
・光アレルギー(光線過敏症)
そのため、一度テスト照射をしてからの判断になります。
・感染症
・呼吸不全の方
・ペースメーカーを使用している
・金の糸など金属が体内に埋め込まれている
・てんかん
医療機関の中には、てんかんでも対応可能なところもありますので事前にメールで相談されるとよいかと思います。
服用していると断られることのある薬
薬の中には、副作用で光線過敏症になるものもあります。
身体がレーザー光に反応し症状が出てしまうリスクがあるので、該当する薬を服用している場合には施術ができないことがあります。
常用している薬がある場合には、カウンセリング時に申告しましょう。
クリニックが施術を断ることのある薬は以下のものがあげられます。
抗生剤を含む風邪薬
抗ヒスタミン配合の皮膚薬
抗不安剤
三環系抗鬱剤
抗凝固薬
抗血小板薬
副作用の影響は人それぞれですし、メンズリゼのようにテスト照射で最終判断を下しているクリニックもあります。
最後の服用から時間が空いている場合には施術ができる薬もありますので、該当する薬があったからといってあきらめず、まずはクリニックに相談した方がよいでしょう。
まとめ
・薬や持病により光に敏感
・感染の危険性のある感染症を持っている
・レーザーに反応してしまう恐れのある金属や機械が体内にある
以上のケースでは、施術ができない可能性があります。
ですが、医療機関であれば対応できる幅も広いので、まずは、クリニックの無料カウンセリングを受けて医師に判断してもらうのが一番でしょう。
湘南美容クリニック、ゴリラクリニック、メンズリゼなど脱毛大手であれば、どこもカウンセリングや診察料は無料です。
メンズリゼの公式HPにある「よくある質問」では様々なケースに細かく回答していますし、
ゴリラクリニックも無料メール相談があるので、気になることがあったら相談してみることをおすすめします。
各クリニックの公式HP・メール相談はこちらをご覧ください。
湘南美容クリニック公式HP
ゴリラクリニック公式HP
メンズリゼクリニック
全国のメンズ脱毛ができる医療機関はこちらにまとめてあります。