クリニックでヒゲ脱毛を契約する際にも注意を受けると思いますが、ヒゲ脱毛に日焼けは厳禁です。
なかには、色黒肌でも脱毛できる機種もありますが、レーザー脱毛の性質上、日焼け対策をしっかりおこなった方が安全に効果的に脱毛できます。
というわけで今回は、肌が黒いとレーザー脱毛が出来なくなってしまう理由や、日焼け対策を3つ紹介したいと思います。
なぜヒゲ脱毛は日焼けしてはいけないのか
なぜレーザー脱毛に日焼けはNGかと言いますと、レーザー脱毛のしくみに原因があります。
レーザー脱毛は、熱ダメージにより毛の生成に関わる細胞を破壊・変異させることで毛の生成を出来なくする医療行為です。
この脱毛に使われるレーザーは黒色メラニンへの吸収率がいいレーザーが使われていて、皮膚内にある毛根部の毛に反応し発熱するため、効率的に毛根周りの細胞のみにダメージを与えることが出来るのです。
黒色メラニンと言われピンと来る方も多いかと思いますが、日焼けをすると肌が黒くなる原因ですよね。
ですので、日焼けした肌に脱毛レーザーを打つと皮膚のメラニンにもレーザーが反応してしまい、毛根に効率的にエネルギーが届かなかったり、皮膚表面にダメージを与えてしまい火傷を負うリスクが高まります。
これは、日焼け肌にも使用出来る脱毛機でも同じです。
日焼け肌にも使える脱毛機は、黒色メラニンへの吸収率が低い波長を使ったり、1回の出力を小さくし連続照射することにより脱毛を可能にしています。
ただ、黒色メラニンに反応し熱ダメージを与えるという根本的な仕組みは同じですので、あまりに日焼けをしていると施術が出来なかったり出力を抑える必要が出てきます。
そのため、脱毛期間中は日焼け対策は必須なのです。
自身の肌の色が心配な方は、湘南美容クリニック公式HPに日焼けの基準の写真が載っていますので参考にされると宜しいかと思います。
湘南美容クリニック公式HP
色黒肌でも脱毛できる脱毛機のあるクリニックは下の関連記事をご覧下さい。
関連記事:『色黒肌でもヒゲの永久脱毛ができるクリニック』
日焼け対策
ヒゲは常に露出している部位ですので、毎日のUVケアが重要になります。
以下、取り組みやすい具体的な日焼け対策を3つ紹介します。
UVカットシート
紫外線対策で意外に盲点なのが、室内にいる時の日焼けです。
筆者の場合は、脱毛中は日ごろからUVケアは気をつけていたのですが、睡眠時に窓から差し込む太陽光で知らぬ間に日焼けしてしまっているようでした。
現在は、ヒゲ脱毛以外にも日焼けがNGのレーザー治療をしているのですが、万全を期するために窓ガラスにUVカットシートを張っています。
通販サイトでUVカットシートで検索しても、小さかったり模様がついていたり高いものが多いですが、ガラス飛散防止フィルムで検索すれば値段も安くUVカットのついたものを見つけることが出来ます。
僕は、コスパ重視でアイリスオーヤマのガラス飛散防止シートHBF-9618Nを張っています。
シートを貼るのは面倒という方は、なるべく直射日光が当たらないように枕の位置を工夫されるなどするとよいかと思います。
日焼け止め
もっとも手軽でポピュラーな方法ですね。
脱毛期間中は冬であっても日焼け止めは必須です。
日焼け止めは、ドラッグストアで安売りしているような500円程度のものでも十分に効果はありますので、出かける際は毎日忘れないように塗りましょう。
日焼け止めの塗り方のコツは、
・薄く伸ばし過ぎずにたっぷり塗ること
の2点です。
日焼け止めは汗や衣服の擦れで徐々に効果が弱まります。
ですので、2~3時間で塗り直すようにします。
また、多くの人は日焼け止めを薄く伸ばしすぎていて十分な量が塗れていない傾向にあります。
伸ばし過ぎず、顔には2度塗りするなどの万全な対策をするようにしましょう。
筆者は、日焼け止めは用途に合わせて2種類のものを使い分けています。
まずは、普段使い用のリーズナブルなもの。
アマゾンでも人気の商品ですが、僕はニキビができやすい体質なので、ニキビになりにくい処方のされているこちらの商品は助かってます。
日常生活で日に当たる程度であれば十分に効果があります。
もう1つはレジャー用です。
食べ歩きや、スポーツなど日に当たる時間が長い場合には、値段は高めですが落ちづらいANESSAを使うようにしています。
昔からある定番の日焼け止めですが中身の改良は続いていて、2018年製からは汗などの水分に反応してUVブロック膜が強固になるアクアブースター技術も施されるようになりました。
絶対に焼けたくない人や、外仕事の方はANESSAを選択すると良いかと思います。
飲む日焼け止め
数年前から話題ですが、さらなる対策をしたい方は飲む日焼け止めを検討されると良いかと思います。
飲む日焼け止めで検索しても、美白サプリと見分けが難しい商品が多いですが、「ニュートロックサン」または「PLエキス」といった抗酸化成分が入ったものが飲む日焼け止めになります。
ただ、飲む日焼け止めと言っても飲めば日焼けをしないという訳ではなく、毎日飲み続ける事により紫外線ダメージを抑制するという働きをしますので、あくまで塗る日焼け止めと併用するものです。
飲む日焼け止めを飲んでいれば、塗る日焼け止めは必要ないという事はありませんので注意してください。
ニュートロックサンやPLエキスが含まれた国産の飲む日焼け止めには、インナーパラソル16200やノーブケアホワイトがあります。
脱毛をしている美容外科では、飲む日焼け止めを販売しているところも多いのでクリニックのポイントなどが余っている方はそちらでの購入を検討されてはいかがでしょうか。
まとめ
脱毛期間中は色黒肌対応機種であってもUV対策は必須です。
塗る日焼け止め、飲む日焼け止め、UVカットシートなどできる範囲で対策をしましょう。
僕も日焼けで施術を断られた事が何度かありますが、その分、脱毛完了までの時間がかかってしまいますし、次の施術の出力を抑えられたりしてしまうんですよね。
ヒゲと早くおさらばするために、また将来のシミ・シワ対策としてもUVケアを習慣化することをおすすめします。
近場のクリニックが見つかります↓